この度じょいともの主催にて、広告クリエイティブとメディアアートの企画展を今春に開催します。
昨今メディアアートは商業広告を収益基盤として発展し、美術館やギャラリーにおけるメディアアートの企画展は、
広告制作事業社の告知活動の一部として行われることが一般的です。
そのため、広告クリエイターやメディアアーティストが一作家として認知されることは少なく、
一握りの高名なメディアアーティスト達も、その活動基盤は商業広告にあります。
また広告クリエイティブとメディアアートは、ファインアートのように
美術史、文化史、哲学史的な観点から顧みる批評は少なく、まだまだ発展途上と言えます。
アートとクリエイティブを対比したとき、そこに現れる相違とは何でしょうか。
ファインアートはハイアートの文脈にあり、日本の古いハイアートが芸道と呼ばれるように
その特質は「求道者」ないし「探求者」だと言えるでしょう。
それに対しクリエイティブは、戦後マディソンアベニューを中心に興ったビッグアイデアの思想、
そしてベンチャースピリットを基盤とする「冒険者」です。
「Creative Adventure」では、メディアアートを共通の表現として用いながらも、
それぞれ探求者である作家、冒険者である作家、
あるいはその境界線上に立つ作家9名の作品が一堂に会します。
そこにアートとクリエイティブの関係を明らかにし、その収斂の嚆矢として本展を催します。
国内最高峰のクリエイター陣をゲストに迎え、至上のトークイベントが実現。
アートとクリエイティブの方法論の違いとは?
第一線を走り続けるには?
クリエイティブの未来に何が訪れるのか?
じょいともがモデレーターとなり、聞きたいことを聞きまくります。
五感を支配し次世代の食事体験を作り出すプロジェクト第1弾!
150万年前に人類が火を手にしてから進歩を続けてきた「食事」。
それは現代に至り、テクノロジーの力を得て新たなステージに登ろうとしています。
樋口敬洋シェフと同展参加メンバーとの間で長年温められてきた本プロジェクト。
その嚆矢として「ビール片手に日本を旅する」をテーマとし、映像とインタラクションを合わせた次世代食事体験を提案。
併せて、制作メンバーと今回はアドバイザーとして参画する樋口シェフによるオープニングトークも開催!
空前のこの機会に、ぜひご体感ください。
関連イベントとして、サウンドクリエイターAiko Oiとのコラボによるライブが実現しました。
Aiko OiはBEMANIシリーズをはじめとするゲームミュージックで知られ、
近年は全国三箇所を周る単独ライブツアーを開催するなど、活動の幅を広げています。
本イベント「星の輝き、僕たちの冒険」では、CreativeAdventure出展メンバーがVJを務め、
ビジュアルとサウンドの融合したアートライブを行います。
じょいとも主催の現代美術勉強会「土曜会」。
3回目となる今回は、同展とコラボレーションし特別トークを実施。
スーパー講義1として、「95年画廊」から吾妻吟、「混濁池」から清水ニューロン、そして「春のカド」から船戸厚志を招き、
同展主催者のじょいともがモデレーターとなって展示主催者のやりがいと目的、苦労とその乗り越え方を探求します。
スーパー講義2は梅沢和木とじょいともがスーパーなトークを実施!現代においては、美術作品もPC上のデータとして作成することが一般的となっています。しかしその完成作品においては、平面であれば印刷、立体においても近年3Dプリントより、現実に存在する物質としての媒体に出力することが主流です。この潮流を探求したときに露わとなる、データと支持体それぞれの役割とはなんでしょうか?自身のデジタルコラージュだけでなく、メディアアート三兄弟とのコラボ作品や森美術館での鑑賞者参加型作品を試み、ファインとメディアの境界線上を行き来する作家、梅沢和木をゲストに展示メンバーと語ります。
もちろん公募セッションも実施。ご期待ください。